1巻から読み返したら10倍おもしろい。室井大資・岩明均『レイリ』
こんばんは。
ぬくさんです。
レイリ六巻、発売したの知ってたんですけど、買い逃してて、一週間ほど前に買いました。
読了した直後。
うんうん、きれいにまとまった!おもしろい!
さすが岩明均さん原作やで。
室井大資さんも、マンガ読ませていただいたのはじめてやけど、よかったよ~お疲れさまでした!
・・・という感じ。
そのあと、すぐだったか1、2日後だったかは忘れたんですが、
一巻から読み返してみました。
なんじゃこりゃあああああ!!
・・っていうくらい面白かった。
鳥肌立ちまくった。
室井先生の絵の良さがわかった。
10倍くらい(ぬくさん比)面白くなった。
ぬくさんは戦国時代はなんとなく好き、っていうミーハーでうっすらとした歴史好きなので、
ガチな歴史好き勢の方々が、初読時に感じるであろうことを、二回目通読して理解できたからかもしれません。
初読のときは、『寄生獣』、『ヘウレーカ』、『ヒストリエ』に通じる、岩明均さんの女性の描き方がすっごく好きだなあって思った。
『レイリ』 でも、美少女剣士たるレイリは、男たちから、殺意も含めて、性の欲望を生々しくぶつけられることが多い。
(はてなブログ規約にひっかからないような言葉をえらんでみました)
でも、レイリは、ひいては女性は、穢されてない。
武田信勝の影武者であるレイリは、男装をして、男の世界で生きる。
でも、彼女が女であることで、死にゆく男たちは、みんな救われている。
二度目に通読すると、それがさらに胸に迫ってきて、武田家は滅亡したけれど、救われたんだと理解できた気がした。
日本は滅びに向かっている。
とゆーと、中二病的発言ですが、明治から少しずつ失われてきて、戦後に解体されて、それでも残っていたものが、どんどん失われて滅んでいっている。
経済の勢いに流されていくのは、仕方のないことなのだろう。
でも、『レイリ』を読むと。
救われた。生き残った。つながっていく。
そんなことをつよくつよく感じられた。
お体をお大事に、『ヒストリエ』も完結されますことを、心から祈ってます。
日々是好日。
読んでくださってありがとう。