温泉につかって本を読みたい

温泉を愛する田舎暮らしのアラフォー。読書やマンガの記録、マイルドな不幸から抜け出す方法を考えたりするブログです。

不潔な源泉かけ流しよりも、清潔であたたまる温泉に浸かりたい。

こんにちは。

ぬくさんです。

 

今回は、温泉本です。

 

 

 

このブログのタイトルにもあるように、ぬくさんは温泉が大好きです。

毎週末、旦那さんと日帰り温泉に行きます。

 

田舎に引っ越してくる前も、温泉大好きだったけど、

いい温泉がたくさんある地域だったので、

ますます好きになりました。

 

 

とはいえ、たぶん15か所程度、結婚してからも10か所ぐらいしか入ったことはないビギナーです。

ツワモノは4,000か所とか入ってるんですよ・・・すごすぎる・・。

 

 

 

さて、温泉が好き!という方なら『源泉かけ流し』という言葉を聞いたことが

あるのではないでしょうか。

 

 

 

旦那さんも温泉好きなので、いろいろ入ってみて、「ここはいい」「ここはイマイチ」などと、夫婦でいろいろ話していたくらい。

とくに温泉について調べたことはありませんでした。

 

そんなの、入ったらわかるし、入らないとわからないやん!って思ってました。

 

 

でも、とある近所の温泉に入っていたとき。

 

見知らぬオバちゃんが、お友達のオバちゃんに、

『温泉ってなあ、源泉かけ流しが一番ええんやって!』と

話していたのを聞いてですね。

 

 

えー?そうなのかなあ??

ちょうどそのとき入っていた温泉は、源泉かけ流しということだったのですが、

私と夫の感想は、「悪くない」くらい。

 

源泉かけ流しって、そもそも何?

そんなに良いものなの?

 

 

Amazon先生で温泉の本についてしらべ、図書館に行って棚にあっためぼしい本を3、4冊借りました。

そのなかで、ひときわインパクトのある本がこちらの2冊。

 

温泉はなぜ体にいいのか

温泉はなぜ体にいいのか

 

 

温泉に入ると病気にならない (PHP新書)

温泉に入ると病気にならない (PHP新書)

 

 

温泉教授こと松田忠徳氏で、温泉界では有名人。

源泉かけ流しという言葉を広めた人でもあります。

 

 

そもそも、源泉かけ流しとは、いろいろと定義はあるのですが、

  • 温泉の源泉100%である。
  • 温泉の成分をそこなう加水はしない。
  • 温泉の成分をそこなう加冷・加温はしない。
  • 源泉は、湯船から溢れ出すのが理想で、使い捨てしている。
  • 塩素による殺菌洗浄を行なっていない。
  • 循環型の給湯設備による温泉の使い回しをしていない。

 

 

だいたいこのあたりが、源泉かけ流しの共通見解のようです。

全国にある温泉施設の約1割ほどしか、この基準を満たしてないそうです。

 

温泉教授が源泉かけ流しの尊さを少々過激に訴えたところ、源泉かけ流しについて認知が広まりました。

 

 

ところが、

 

『源泉かけ流しにあらずんば、温泉にあらず』

みたいに、極端な源泉かけ流し原理主義というか、

源泉かけ流し信仰とでもいうべき思い込みが生まれてしまいます。

 

「源泉かけ流し」にこだわりすぎることで、温泉文化の間口をせばめてしまうのでは?

そういった批判もあるようです。

そういった議論をふまえた本がこちら。

飯塚玲児さんの『温泉失格』。

 

 

どの温泉がいいのか、まよっていて指南書をお探しの方に、

この本をオススメしたい理由は、

「先行の温泉本を資料としてしっかりと読み込んで、対立する主張を掲載して読者に判断材料を提供している」というところです。

 

 

そもそも論として、『源泉かけ流しとか循環とかいう前に、掃除ちゃんとしてる?』に立ち返っています。(ものすごく乱暴なまとめ方ですみません・・)

 

 

もうね、この本を読むと、不潔な源泉かけ流し、入りたくない〜!!!って思います。

温泉の鮮度・個性を大切に、衛生的・清潔さを重視されていれば、

循環風呂でもいい。

 

・・って私は思いました。

 

 

実際、ぬくさんが入ってきた、源泉かけ流しをうたう温泉でも、

床や浴槽がぬるりとしてるような・・温泉の成分って本当・・?

脱衣所とかも掃除がゆきとどいてない気がする。

そんな温泉がいくつかありました。

 

そんなお風呂は入っていても気持ちよくないですよね。

 スーパー銭湯のほうが、掃除きっちりしてる安心感がある。

 

 

おもてなしがゆきとどいた清潔なお宿で、

温泉に浸かって、おいしいご飯食べて、のんびりして・・

それで最高。

源泉かけ流しだったら、もっと尊い

ぬくさんが温泉に求めるものって、そのくらいだな〜って思いました。

 

 

ただねえ。

そんなことは言っても、

源泉かけ流しというのは、恐ろしいほどの魅力がありまして、

いちど味わっちゃうと、またあのお湯に浸かりてえええ!!ってなります(笑)。

 

車で30分くらいのところに、加温のみの源泉かけ流しがあるところに住んでて幸せです(笑)。

 

 

源泉かけ流しって、地球からの贈り物です。

守ってくれて、入れるようにしてくれている湯守さん方、温泉旅館の方々には、

本当に感謝しかありません。

 

そんな方々に、わずかながらもお礼を形にして伝えるには、

旅行でお金を使うもよし。

お気に入りの温泉地にふるさと納税するのもよし。

 

 

そのお金を稼ぐために、もっと仕事がんばろうと思うのでありました!

 

 

【参考ブログ】

温泉オタクの私がどうしても忘れられない40の最ッッ高な温泉を紹介する - いつか住みたい三軒茶屋

若いかわいいお嬢さんなのに、温泉愛が凄すぎます・・!!

温泉はすべて尊い、という姿勢がとても好き。

 

探訪記トップ:@nifty温泉

温泉口コミサイト。

むっちゃ参考になります。

 

 

日々是好日。

この記事も読んでくださってありがとう!