誰の時間でもなく、自分の人生の残り時間。
こんにちは。
ぬくさんです。
今回は、アーノルド・ベネット『自分の時間〜1日24時間でどう生きるか』です。
- 作者: アーノルドベネット,Arnold Bennett,渡部昇一
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2016/05/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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時間の大事さがわかるようになったから、歳を取って良かったと思う
基本的に、
シミとかシワとか白髪とか腰痛とか、物忘れが増えたとか、
そういう身体機能の低下以外、
年を取ってよかった、って思うことが多いです。
もともと、若い頃に人生謳歌してたタイプではないのでね。余計にね。
あんまりイライラしなくなったし、
物事の良い面にフォーカスできるようになったと思います。
とくに、時間の大事さが分かるようになったことは、本当に良かった。
時間を味わえるようになったことも、20代、30代ではできませんでした。
時間というのは、あらゆるものを生みだすもととなる、なんとも説明しようのない不可思議なものだ。
時間が存在してはじめてあらゆることが可能となるし、時間がなければ何ものも生まれない。
「時間が与えられている」ということは、実のところ毎日奇跡が起こってるようなものであり、よく考えてみれば、まったく驚くべきことなのである。
ほんとこれですよ・・!
今日も1日が終わろうとしていますが、明日も24時間という時間が私に与えられるのです。
神秘だなあ・・・・。
著者は、20世紀初頭のイギリスの小説家です。
大ベストセラー作家で、豪邸に暮らし、リッチな生活を送ったとのこと。
渡部昇一先生は、「20世紀のイギリスを代表する作家」と紹介なさってますが、
小説はひとつも日本語に翻訳されてません。
こういう自己啓発とか書いちゃったから、不当な評価を受けていたのでは、という解説が書かれていました。うん、そうかもしれない。
でも、ベネットさんすごいです。
お金と成功だけでなく、知性と文化を楽しむ精神性まで手に入れたところじゃないでしょうか。
普通両立しないよね??
だからなのか、文章が古いので、こういう文体に慣れてないと、
読みにくいかもしれませんが、アドバイスがすごく具体的。
たとえば、
- 1週間7時間半(週3日90分)を精神を向上させることに使う
- すこしずつ習慣を変える
- 初めから大きなことをやりすぎない
- 小さな成功をバカにせず積み重ねていく
- 夜に時間が取れないなら、早起きして時間をつくる
こういったアドバイスって、最近の自己啓発本にもたくさん載ってますけど、
すごく要点を押さえているというか、実行しやすいんですよね。
- 作者: アーノルドベネット,Arnold Bennett,渡部昇一
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2016/05/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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少しの積み重ねが人生を変える
1週間に7時間半、自己を向上するために時間をつくることって、習慣化するまでなかなか大変です。
習慣化って、だいたい大変ですよね。
でも、一旦習慣化してしまえば、省エネルギーで行動できます。
とある成功者さんが、「習慣は資産」っておっしゃってたんですが、
ほんまそれ。
そして、この年になるとしみじみ思うのですが、
積み重ねたスキルや経験こそ、人生でもっとも大きな力を発揮するものです。
たいして積み重ねてこないまま、ぬくさんは40代に入ったけど、
10年趣味で積み重ねたものが、おかげさまで仕事になって、ぬくさんを助けてくれています。
ブログを書くことも、積み重ね。
まずは20記事。100記事までがんばりたいと思います。
さて、時間の話つながりで、超有名ですが、
ミヒャエル・エンデ『モとてもいいです。
今を味わうこと、今を生きること、読むたびに思い出させてくれます。
時間泥棒はそこかしこにいる。
twitter、ちょっと時間泥棒かも・・(笑)。
- 作者: ミヒャエル・エンデ,大島かおり
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/06/16
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日々是好日。
ではでは、また。