温泉につかって本を読みたい

温泉を愛する田舎暮らしのアラフォー。読書やマンガの記録、マイルドな不幸から抜け出す方法を考えたりするブログです。

教養とは、視野を広め、楽しみを増やし、自分という土壌を豊かにすること。

こんにちは。ぬくさんです。

 

最近、マンガの感想ばっかりだなー、もうちょっと、ブログタイトルらしく本を読もうって思って、

読書家の旦那さんの本棚から、借りてきた本たちを読んでました。

 

別冊100分de名著 集中講義 大乗仏教 こうしてブッダの教えは変容した (教養・文化シリーズ)

平安人の心で「源氏物語」を読む (朝日選書)

 

 

山本淳子先生の本は、前にも読んだことあって、ほんっとおススメ。

 

ご自身が高校教諭でいらしたこともあって、高校生に読めるように、

すごくわかりやすく書いてくださってます。

でも一条帝の時代の社会情勢を踏まえてて、深いんだー。面白いんだ〜。

 

 

佐々木閑先生の集中講義・大乗仏教のほうは、大乗仏教の成立過程が対話形式で、これまたものすごく噛み砕いて分かりやすく書いてくださっていて、

ほほーーーーー!!!

なるほど!!!

そーゆーことだったのか!!

っていう知的興奮がすごい。

言葉は分かりやすいんだけど、内容が濃いから、100分では読めません。

 そこだけタイトルに偽りあり(笑)。

 

 どっちもそのうち記事にしますね。よかったら読んでね。

 

 

ぬくさんは高校生の頃に、灰谷健次郎さんの本から、林竹二先生に出会って、学問というものに強く憧れを抱くようになりました。

林竹二 - Wikipedia

 

大学院に進んだものの、大学院での研究というのものは、好きなこと以上に、それを証明するために興味ないことを学ばねばならないと知り、挫折。

 

それ以来、やれることをやって糊口をしのぎ、学問的なものから遠ざかっていましたが、

ひょんなことから、旦那さんと出会い、結婚しました。

 

旦那さんは、ぬくさんより少し年上なだけで、ほぼ同年代なのに、ものすごく教養豊かです。

とにかく語学ができる人。英語・仏語・独語が堪能なほか、

その他にも、学んだ語学だけで、10ヶ国語越えてます。

 

 

なんのためにそんなに語学やったかというと、『原語で読みたかったから』。

そのうち、和歌や古典に目覚め、そっちも専門的に学んで・・

っていうふうに、とにかく読書家。

でも新聞も毎日熟読してるので、興味の幅が広くて、

速読はせず、味読するタイプ。

 

 

そんな旦那さんがいると、

門前の小坊主というか、勧学院の雀というか、

教養のための読書しようって思えるんですよねえ。ありがたい。

 

 

いわゆる教養って、

最近では齋藤孝先生がおっしゃってる以外はとんと聞かなくなりましたが、

すごくすごくすごーーーーーく大事なことだと思うのです。

 

 

実用のために学ぶことも必要ですし、

享楽のための読書やマンガを読むことも、

人生の喜びのひとつではあります。

 

 

源氏を読もうが、大乗仏教の設立過程を知ろうが、

ぬくさんの仕事には、まーーったく役に立ちません。

 

 

教養って、すぐに役立つものでは全くありません。

もしかしたら、役に立たないかもしれない。

 

まさに、福沢諭吉翁のおっしゃったように、虚学と言えるでしょう。

 

 

でも、日本で生まれた、1000年も読み継がれ、

多大な影響を与えてきた最古の長編小説である源氏を読むと、

旅行した時、日本のあちこちに源氏物語のゆかりの土地があることに気づくでしょうし、

 

 

大乗仏教の成立過程を知ると、般若心経とはなんなのか、法華経とはなんなのか、がわかって、

それを基にしている宗教団体のこともうっすらと理解できるかもしれません。

 

 

教養って、今生きている世界をもっとよく知ること。

視野が広くなって、楽しみが増え、それは、自分という土壌を豊かにしてくれることだと思うのです。

 

 

まったくうまくまとめられてませんが、

まあ、自己啓発とかビジネス書以外の読書もしようよ!ってことでw

 

 

日々是好日。

 

今日も読んでくださってありがとう。